幻辞.com

小別

しょうべつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
そうして直にこの紅が谷の小別荘に入りました。
夏目漱石 行人 青空文庫
自分から、あの華やかな「東京」を見棄てこんなネオンライト一つない町に、進んで来たわけではなかったが、医者に相当ひどい神経衰弱だ、といわれたのを機会に、失恋の東京から、暫く遠ざかるのもよかろうと、小別荘を借りて移って来たのだ。
蘭郁二郎 腐った蜉蝣 青空文庫
一五 夏の祭り 七夕祭りの内容を小別けしてみると、鎮花祭の後すぐに続く卯月八日の花祭り、五月に入っての端午の節供や田植えから、御霊・祇園の両祭会・夏神楽までも籠めて、最後に大祓え・盂蘭盆までに跨っている。
折口信夫 水の女 青空文庫
一五 夏の祭り七夕祭りの内容を小別けして見ると、鎮花祭の後すぐに続く卯月八日の花祭り、五月に入つての端午の節供や田植ゑから、御霊・祇園の両祭会・夏神楽までも籠めて、最後に大祓へ・盂蘭盆までに跨つてゐる。
折口信夫 水の女 青空文庫
と、たちまちまた小別荘、松、灯台を載せた小群島が私たちのまわりに。
白夜幻想曲 踊る地平線 青空文庫
この小別天地を積んだガルシア・モレノ号が、ひょいと過失的にLISBOAの岸へ触れて、その拍子にわがリンピイを掠め去ったのだ。
しっぷ・あほうい! 踊る地平線 青空文庫
第一種は模樣に隨つて左の如く小別するを得。
坪井正五郎 コロボックル風俗考 青空文庫
初めは間借り生活であったが、六週間後に近くの小別荘にささやかな一家を構えた。
原田義人 「世界文学大系58 カフカ」年譜 青空文庫