窄まり
すぼまり
名詞
標準
文例 · 用例
しかし内拡がりの外窄まりと昔から能く俗人が云う。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
私が矢張其|内拡りの外窄まりであった。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
両側の立枯並木|下見れば一側並木、時をりにとまる鴉もその枝の霜にすぼまり、渡り鳥ちらばる鳥もその空に薄煙立つ。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
両側の立枯並木、下見れば一側並木、時をりにとまる鴉もその枝の霜にすぼまり、渡り鳥ちらばる鳥もその空に薄煙立つ。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
同時にその眼は細く波打ち口はすぼまり頬ペタは笑くぼを高やかに盛り上げて、「すっかり満足致しておりまする。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
ことにその語音が尻すぼまりになつて、つまり「バンザイ」の「イ」が閉口音になつてゐるために、陰の氣を帶びてゐる。
— 野蒜の花 『樹木とその葉』 青空文庫
胴体は短く、腹部の末端の急すぼまりのところが可笑しい。
— 高村光太郎 『蝉の美と造型』 青空文庫
末すぼまりにでもなっているどころか、下へゆくほどいよいよぽってりとしているというのだから、手がつけられない。
— 捨公方 『顎十郎捕物帳』 青空文庫