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色悪

いろあく
名詞
1
標準
handsome villain
文例 · 用例
さなきだに蒼ざめて血色悪しき顔の夜目には死人かと怪しまれるばかり。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
」 判事はあの欝陶しい部屋で、あの気色悪い人間の死を訪れることを避ける為には、少くない金をも吝まなかつた。
平出修 公判 青空文庫
撒き水のまだ溜り残っている行潦を、春の名残りの恋猫が足を気色悪るげに振って渡り過ぎる姿が、先き角の小学児童用品店の灯で、痩せさらばった影に匍います。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
身長五フィート七インチ、体格よし、顔色悪し、黒髪、頭頂に小禿あり、たわわな黒い頬髯口髭、色眼鏡、話し方はやや訥々、失踪時の服装は黒のフロックコート、黒のベスト、金のアルバート鎖、下はハリスツイードの鼠色、ゴム布の長靴に茶褐色のゲートルを重ねる。
A CASE OF IDENTITY 同一事件 青空文庫
髭はなく、血色悪し、隠者然として、見た目の特徴にも教授らしさが残っている。
THE FINAL PROBLEM 最後の事件 青空文庫
談者、境氏に聞かんとして、いまだ果さざる処である――)「ね、色悪で、あの白々とした甘い膚を貸すとなりゃ、十倍だわ。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
云はれて見ると、太郎の眼にも、たしかに祖父の嫌に浮々と酒に酔ひ、不断はこせこせとしてゐるばかりで他人の顔を見ても碌々話も交さぬ癖に、急に人間が変つたかのやうに饒舌となつて、威張りくさつたりする姿は、無性に気色悪く感ぜられた。
牧野信一 サクラの花びら 青空文庫
しかしその一心に剃刀を磨ぐ振りをしている色悪ジミた横頬の冴えよう。
夢野久作 山羊髯編輯長 青空文庫
作例 · 標準
歌舞伎の色悪役は、観客を魅了する独特の色気がある。
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彼は舞台で色悪を演じると、その妖艶さに誰もが息をのむ。
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「あの役者さんの色悪、本当にゾクゾクするわね。」と友人が言った。
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