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年時

ねんじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
私には少年時代に父に伴われて有馬温泉の近在で見た盆踊のことが懐しく思い出された。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
しかもそうした青年時代の情慾は、どこにもはけ口を見出すことができなかった。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
そうした青年時代の生活は実にただ「陰惨」という一語によって尽される。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
何よりも気楽なことは、青年時代のように、性慾が強烈でなくなったことである。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
年時代の僕は、それの焦熱地獄のベットの上で、終日反転悶々して苦しんだが、今ではもうそんな恐ろしい地獄もない。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
灼きつくような情慾に飢えていた青年時代に、こうした雰囲気的享楽の茶屋遊びが、無意味に思われたのは当然だった。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
おそらく青年時代の情慾は、戦場にある兵士らのそれと同じく、正に仏説の餓鬼地獄に類するだろう。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
老いて何よりも悲しいことは、かつて青年時代に得られなかった、充分の自由と物質とを所有しながら、肉体の衰弱から、情慾の強烈な快楽に飽満できないという寂しさである。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫