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乱雲

らんうん
名詞
1
標準
rain cloud
文例 · 用例
同時に煙の色が白っぽくなって形も普通の積乱雲の頂部に似て来た、そうしてたとえば椎蕈の笠を何枚か積み重ねたような格好をしていて、その笠の縁が特に白く、その裏のまくれ込んだ内側が暗灰色にくま取られている。
寺田寅彦 小爆発二件 青空文庫
オフィリヤどころでは無い、というのは言いかたが、まずいので、オフィリヤの事も念頭より離れず、それに今度の恐ろしい疑惑が覆いかぶさり、乱雲が、もくもく湧き立ち、流れ、かさなり、僕の苦しみが三倍にも五倍にも、ふくれあがって、ゆうべは、本当に、一睡も出来ませんでした。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
くるしいの、淋しいの、乱雲が湧き立ったのという気障な言葉は、見どころのある男子の口にせぬものです。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
乱雲がもくもく湧き立ったのなんのという言葉は、これからは、なるべくおっしゃらないように。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
乱雲が覆いかぶさったという言葉も、あなたには、大袈裟な下手な形容のように聞えるかも知れませんが、僕にとっては、そのまま、目に見えるような事実なのです。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
愛だの真実だの乱雲だのと、賢者の口真似をなさっている間にも、オフィリヤのおなかが、刻一刻と大きくなります。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
いまは、せめてオフィリヤの幸福だけでもと、藁一すじに縋る気持で、けさほどハムレットさまに御相談申し上げたところ、失礼ながらハムレットさまは未だお若く、黒雲がもくもく湧き立ったとか、乱雲が覆いかぶさったとか、とりとめのない事を口走るばかりで一向に、たよりにも何もなりませぬ。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
汪洋たる木曾川の水、雨後の、濁って凄まじく増水した日本ライン、噴き騰る乱雲の層は南から西へ、重畳して、何か底光のする、むしむしと紫に曇った奇怪な一脈の連峰をさえ現出している、その白金の覆輪がまた何よりも強く眼を射ったのである。
北原白秋 木曾川 青空文庫
作例 · 標準
午後の空に乱雲が広がり、突然のにわか雨が降り出した。
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遠くの山にはまだ乱雲がかかっていて、天候の回復は望めそうにない。
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旅の途中で乱雲に遭遇し、車窓から激しい雨が打ち付けるのを見た。
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