冷やっこい
ひやっこい
形容詞
標準
cold (to the touch)
文例 · 用例
ひと浴び冷やっこいところを浴びてきなよ」「ちぇッ。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
「さ、望みどおり殺してやるから、ちょっとこっちに首を出しなよ」 いいつつえり髪を捕えて、そこの縁側へひきずっていくやいなや、やにわにじゃあじゃあとくみたての冷やっこいところを、少年の首から頭へ浴びせかけましたものでしたから、まことに春先ののぼせ引き下げにはこれこそ天下一品の適薬です。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
さっきの手裏剣少年じゃねえが、少し逆上しているようだから、冷やっこいところを二、三杯見舞ってやろうか」「いいえ、けっこうです、けっこうです。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
餉台は奥の間へ持って行かれたし、母が先生の傍へつききりなので彼は台所の畳の上で独人あてがわれた冷やっこい方の御飯をよそって食べ始めた。
— 横光利一 『火』 青空文庫
冷やっこい汗が額を流れた。
— 矢田津世子 『反逆』 青空文庫
陶器ってえな冷やっこい物ばかりじゃねえぞ、恋女房の肌みてえに、暖かいものの筈なんだ?
— 吉川英治 『増長天王』 青空文庫
炎天に響く「氷やい氷」、蜜柑箱に仕入れた少々の氷を後生大事、「ところ天やてんや」と真鍮のお椀へ突いてくれる心天売り、これも声だけは冷やっこい。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
そして、しばらくは茫然と眸をひらいて白痴のような口を開いていたが、何か、冷やっこいものが、額から顔へかけて、たらたらと流れているのに気づいて、「血……血だッ……」掌で、彼は顔をこすった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
「うわっ、この水、すごく冷やっこい!」と川に足を入れた子供が叫んだ。
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冬の朝、冷やっこい板間の感触が足の裏から伝わり、目が完全に覚めた。
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冷蔵庫から出したばかりの冷やっこいおしぼりを顔に当てると、疲れが吹き飛ぶ。
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