成り丈
なりたけ
副詞
標準
as (much) as possible
文例 · 用例
「そんなに急ぐんですか」「えゝ、成り丈早く帰りたいの」 代助は頭から手を放して、烟草の灰をはたき落した。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
さあ、其処へ、となると、早や背後から追立てられるように、そわそわするのを、なりたけ自分で落着いて、悠々と歩行き出したが、取って三十という年紀の、渠の胸の騒ぎよう。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
なりたけまあ大事にして、ものを見ないようにする方が可いっていうもんだから、ここはちょうど人通の少い処、密と目を塞いで探って来たので、ついとんだ羂に蹈込んださ、意気地はないな、忌々しい。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
それではなりたけお早く御出下さいまし、一足御先へ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」「お前これから駿河台へ行っての、次第を申して御老体御苦労じゃが、鮫ヶ橋まで御出向のあるように、なりたけ内証での、そこを旨く、可いか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
土地の人気にかかわるからと、なりたけはお客様に、かくしておくにゃおきましたものの、七草が過ぎます時分から、もう、ちらほら、そのために、たってお帰りになりますのが、手前どもばかりじゃござりません、あちらに二組、……こっちに三組。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
それから酒は罎詰のがあったらもらいたい、なりたけいいのを。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
さて其の(慕ふ)といふことを子供に説明をして、聞かせるものは、こりやよほど面倒だから、母もなりたけ読ませないやうにしたんです。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
作例 · 標準
「成り丈、急いで準備を整えてから、明朝一番に出発することにしよう」
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成り丈の誠意を尽くして謝罪したが、結局許してもらうことはできなかった。
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限られた予算内で、成り丈質の良い材料を揃えるのがプロの腕の見せ所だ。
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