御時世
ごじせい
名詞
標準
文例 · 用例
御時世が変つてから、古葛籠の底で見つけました。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
今、封建の制が廃れ、士族の廃刀令も近々御発布になろうという御時世になって、剣術の稽古をして、なんとなされるのじゃ。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
御時世がようなったら、十倍にも百倍にもして返そうと思っとるんじゃ。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
御時世が直ったらな。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
おきん 御時世が直って、大根を一車返してもらうより、今の一本の方が大事じゃけにな。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
近ごろはいろいろな異説を立てるものがあらわれて来て、実に心外な御時世ではある。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
「天下御免で人が斬れるなど、いい御時世だの」 二人は、いつの間にか、近づいて来た叡山を、唐崎を見ながら、追手が来ないと知って、あぐらをかいて、坐ってしまった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「全く御時世は、なげかわしいよ。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫