没す
もっす
動詞-五段-サ行
標準
to sink
文例 · 用例
会話が、少しもわからず、さりとて、あの画面の隅にちょいちょい出没する文章を一々読みとる事も至難である。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
「もう、どんな者にも搾られはしない」 これ以上搾取されることが厭になった、と云う訳でもあるまいが、安田の死体が、未だ海の中へ辷り込まない、その夜、一人のセイラーと、一人の火夫とが、「又酔っ払った」 第三金時丸は、沈没する時のように、恐怖に包まれた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
「この頃、パルチザンがちょい/\出没するちゅうが、あぶないところへ踏みこまないように気をつけにゃいかんぞ!
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
親指が没する、踝が没する、脚首が全部没する、ふくら脛あたりまで没すると、もうなかなか渓の方から流れる水の流れ勢が分明にこたえる。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
雲南に向へば雨漂漂、雲北に向へば老鸛河を尋ねて哭し、雲西に向へば雨犁を没し、雲東へ向へば塵埃老翁を没す、といへる俗諺もある由なれば、彼もいつはらず、これもいつはらざるなるべし。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
そうしてつぼみの頭が水面まで達すると茎が傾いてつぼみは再び水中に没する。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
もう一つは浦戸港の入り口に近いある岩礁を決して破壊してはいけない、これを取ると港口が埋没すると教えたことである。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
シロオテは、日の没するまで語りつづけたのである。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
作例 · 標準
夕陽が水平線に没する光景は、息をのむほど美しい。
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泥沼に足が没し、一歩も動けなくなった。
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船はゆっくりと海に没していった。
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標準
to pass away
作例 · 標準
彼は昨年、病で惜しまれつつ没した。
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偉大な芸術家が没し、多くの人々が悲しみに暮れた。
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祖父が安らかに没したと聞き、静かに涙した。
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標準
to disappear
作例 · 標準
霧の中に建物が没し、何も見えなくなった。
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過去の栄光は、今ではすっかり歴史の中に没してしまった。
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闇夜に紛れて、彼の姿は完全に没した。
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標準
to confiscate
作例 · 標準
密輸品は税関で没収され、国に没した。
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裁判所の命令により、彼の財産が没した。
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違反行為が発覚し、不正に入手した証拠品は没された。
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