力落し
ちからおとし
名詞
標準
discouragement
文例 · 用例
他が気違ぢやもの」「気違だから私も気味が悪いからお頼申すのぢやありませんか」「幾多頼まれたてて、気違ぢやもの、俺も為やうは無い」 頼める夫のさしも思はで頼無き言に、お峯は力落してかつは尠からず心|慌るなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
)會徳 みんなも力落しであろうけれど、もう斯うなったら仕方がない。
— 岡本綺堂 『青蛙神』 青空文庫
それじゃ、嘸お力落しでしたろう。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
それぢや、嘸お力落しでしたらう。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
知らない国の人が亡くなったとも思われないような力落しを感じながら、岸本は独りでサン・テチエンヌの古い寺院の方へ歩いて行った。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
そして、坊主の足早に持って来た褥を敷いて「斉彬を奉じて、倒幕をやろうなどと企てておった浪人共は、さぞかし、力落しであろうが――惜しい人物だが、又、邪魔な人物でもあった」 伊勢守は、それに答えないで、眼を閉じたままであった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
此処にて必ず得べきものと思ひし家よりの手紙を手にするを得ざりし力落しも加はり候ひけん。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
女「実に驚きました、彼んなお丈夫さまなお方が何うして御死去りになつたかと云つて、宿の者も宜しう申しました、嚥お力落しで……。
— 三遊亭円朝 『明治の地獄』 青空文庫
作例 · 標準
期待していた結果が得られず、彼はひどく力落ししている様子だった。
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長年連れ添った愛犬を亡くした祖母の力落しは、見ていて忍びない。
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そんなに力落ししないで、次はきっと上手くいくから元気を出して。
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