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伏し拝む

ふしおがむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
1
標準
to kneel and worship
文例 · 用例
といっしょで、感謝あまったものか、江戸錦が、うしろ手にいましめられたままの大きなからだをがばとそこへ折り曲げると、右門のほうを伏し拝むようにしながら、白州の砂礫にしみるほどな大粒の涙をぼろぼろとはふり落としました。
毒色のくちびる 右門捕物帖 青空文庫
この不思議を見た隠者の翁は、思はず御水を授けようず方角さへも忘れはてて、うつとりと朝日を仰いで居つたが、やがて恭しく天上を伏し拝むと、家の棟から「れぷろぼす」をさし招いて、「勿体なくも御水を頂かれた上からは、向後『れぷろぼす』を改めて、『きりしとほろ』と名のらせられい。
芥川龍之介 きりしとほろ上人伝 青空文庫
私は再び『熊野』へ帰るとする……ロンギ地は『河原おもてを過ぎゆけば急ぐ心の程もなく、車大地や六波羅の地蔵堂よと伏し拝む』と歌ふ。
野口米次郎 能楽論 青空文庫
何も知らない老人夫婦は、本当に権現様が薩摩屋敷までお出開帳をなさるのかと思って、路傍に伏し拝む者もありました。
禹門三級の巻 大菩薩峠 青空文庫
朝に富士を仰ぎ、夕に……夕に……その……近江の琵琶湖を伏し拝むわが同胞の精神力は、ロツキイ山、バイカル湖を友とする輩の比ではない。
岸田國士 富士はおまけ(ラヂオ・ドラマ) 青空文庫
――親分さん、お願いでございます、お浜とお安と二人を殺し、こんどは忠五郎を殺そうとしている極悪人を、これからすぐ四谷忍町まで行って、縛って下さい、お願いでございます」 若旦那の重三郎は、縁側の上に手を突いてポロポロと涙を流しながら、銭形平次を伏し拝むのでした。
詭計の豆 銭形平次捕物控 青空文庫
市太郎の傷は前から頸筋を突かれた一と太刀で、お菊が帰ったときはまだ虫の息があり、断末魔ながら、主人の浪乃を伏し拝むようにしていたということだけは解っております。
第廿七吉 銭形平次捕物控 青空文庫
一度お前のおっ母アにも見舞が言いたい」「…………」「八、帰ろうか」 伏し拝む兄妹を後に、妙に鼻をつまらせているガラッ八を促して、平次は神田へ向います。
金の茶釜 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
遠い故郷の方向に頭を下げ、神仏に伏し拝んだ
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難病が治るよう、彼は毎朝、神社で必死に伏し拝んでいた。
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仏像の前で静かに伏し拝む人々の姿は、厳かな雰囲気を作り出していた。
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