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人情本

にんじょうぼん
名詞
1
標準
ninjōbon
文例 · 用例
」「まるでこりゃ、人情本の口絵のようだ。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
その本は読本、書本、人情本の三種を主としていた。
森鴎外 細木香以 青空文庫
読本は京伝、馬琴の諸作、人情本は春水、金水の諸作の類で、書本は今|謂う講釈|種である。
森鴎外 細木香以 青空文庫
春水の人情本には、デウス・エクス・マキナアとして、所々に津藤さんと云う人物が出る。
森鴎外 細木香以 青空文庫
竜池が人情本中に名を留むるに至ったのは此に本づいている。
森鴎外 細木香以 青空文庫
三 わたくしが香以の名を聞いたのは、彼人情本によって津藤の名を聞いたのと、余り遅速は無かったらしい。
森鴎外 細木香以 青空文庫
人の借りている人情本を読む。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
そして不思議にも、人情本なんぞを読んで空想に耽ったときのように、それが苦痛を感じさせなかった。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
作例 · 標準
人情本は、江戸時代後期に流行した恋愛小説の一種である。
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昔の文学作品を読むと、人情本の描写に当時の風俗がうかがえる。
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彼は人情本コレクターで、珍しい作品を多数所有している。
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ウィキペディア

人情本(にんじょうぼん)は、江戸の地本のうち、庶民の色恋をテーマにした読み物の呼び名。江戸時代後期の文政年間から行われ、天保年間を最盛期として、明治初年まで流通した写実的風俗小説。女性に多く読まれた。代表的作者に為永春水などがいる。

出典: 人情本 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0