筆談
ひつだん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
communicating in writing
文例 · 用例
それから二人の間に、筆談がはじまった。
— 太宰治 『水仙』 青空文庫
今の何々八景といふのは、白石手簡に八景のはじめは宋人か元人かにて宋復古と申す畫工云々とあるが、それは夢溪筆談に出てゐる度支員外郎|宋迪の事で、平沙落雁、遠浦歸帆、山中晴嵐、江天暮雪、洞庭秋月、瀟湘夜雨、煙寺晩鐘、漁村夕照、之を八景といつて得意の畫であつたといふのである。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
懐中ノ楮墨ヲ探リテ予ト筆談ス。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
読んでいて段々分りましたが、筆談でないと通じないほどでもないが、余程耳が疎いらしい。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
」と、つまらぬ洒落を言い、それでも、ほめられて悪い気はしないらしく、ちょっと得意げな、もっともらしい顔つきになり、「通訳となると、やはり責任がね、重くなりますから、僕は、それはごめんこうむって筆談にしようと思っているんですよ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
この手紙を書いて、その唖のおあにいさんとご筆談をしたときにおしかりなさられて、さるめにひっかかれたんですね。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
青年は相当の教育を受けているらしく、自由に筆談が出来るので、だんだん話し合ってみると、この一家の人々は私がカーキー服を来て半武装をしているのを見て、やはり軍人であると思っていたらしい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
又云く字書と雜記の書と類書との三類は常に能々看讀すべし其の中雜記の書は尤も翫味すべき者也一には見識を増し二には事實を知り三には經史子集を見るに甚だ助とすといひ、雜記の書は、容齋隨筆、夢溪筆談の如き者を指したれば、和上は已に考訂を知りしなり。
— 内藤湖南 『敬首和尚の典籍概見』 青空文庫
作例 · 標準
喉を痛めて声が出ないため、私たちは筆談で会話した。
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彼は聴覚障害のある人との筆談に慣れている。
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会議中、騒がしくて聞こえなかったので、隣の同僚と筆談で確認し合った。
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