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西門

さいもん
名詞
1
標準
文例 · 用例
「……そこで、あんたが今日わざわざ派遣されたいうわけやねん」 寺田町から天王寺西門前まで並んで歩きながら、元子はひとりで喋った。
織田作之助 わが町 青空文庫
しかし、それもお喋りな生れつきの身から出た錆、私としては早く天王寺西門の出会いにまで漕ぎつけて話を終ってしまいたいのですが、子供のころの話から始めた以上乗りかかった船で、おもしろくもない話を当分続けねばなりますまい。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
」来るだろうかという見出しで、また書きたてましたので、約束の日、私が田所さんたちといっしょに天王寺西門の鳥居の下へ行くと、おりから彼岸の中日のせいもあったが、鳥居の附近は黒山のような人だかりで、身動きもできぬくらいだった。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
しかし、まさか逃げだしもできず、それに秋山さんははたして来るだろうかと思えば自然光ってくる眼を、じっと西門の停留所の方へ向けていました。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
「午後五時五十三分、天王寺西門の鳥居の真西に太陽が沈まんとする瞬間」と新聞はあとで書きましたが、十分過ぎでした。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
寺田町を西へ折れて、天王寺西門前を南へ行くと、阿倍野橋だ。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
天王寺西門前からやっと西行きの電車に乗った。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
浅茅は庭の表も見えぬほど茂って、蓬は軒の高さに達するほど、葎は西門、東門を閉じてしまったというと用心がよくなったようにも聞こえるが、くずれた土塀は牛や馬が踏みならしてしまい、春夏には無礼な牧童が放牧をしに来た。
蓬生 源氏物語 青空文庫