良心の呵責
りょうしんのかしゃく
表現名詞
標準
pangs of conscience
文例 · 用例
鞭影への恐怖、言いかえれば世の中から爪弾きされはせぬかという懸念、牢屋への憎悪、そんなものを人は良心の呵責と呼んで落ちついているようである。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
」 と言う顔を斜めに視て、「ですから、そんな打破しをしないでも、妙子さんさえ下さると、円満に納まるばかりか、私も、どんなにか気が易まって、良心の呵責を免れることが出来ますッて云うのにね。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
でも私は、この手紙を投函しても、良心の呵責は無かった。
— 太宰治 『恥』 青空文庫
彼が自己の行為に関して、何か良心の呵責を受けているのであると、わたしは思われない。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
だから僕は博士の死に間接の責任があると言えるが、さりとて、大した良心の呵責を感じそうにない。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
良心の呵責という程のものを覚えない。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
世上の俗衆、むなしき歡樂をきはめむとするの餘り、終に盜心をおこし、盜心を起さずとも賄賂を取り、賄賂を取らずとも、種々不正の手段をめぐらして、不義の財を集め、而して良心の呵責の苦しきことを知らず。
— 大町桂月 『鹿島詣』 青空文庫
「それでも良心の呵責があるので、彼女は膳にむかうと、また起った。
— 岡本綺堂 『山椒魚』 青空文庫
作例 · 標準
彼は会社の機密情報をライバル企業に流したことによる良心の呵責に耐えきれず、ついに自首した。
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部下に責任を押し付けて自分だけが出世した彼は、夜な夜な良心の呵責に苦しんでいるという。
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たとえ誰にもバレなかったとしても、一生良心の呵責を抱えて生きていくのは嫌だ。
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