幻辞.com

三角

さんかく
名詞頻度ランク #9446 · 青空 1761
1
標準
triangle
文例 · 用例
駅長宮沢賢治ことことと行く汽車のはて温石いしの萱山の上にひとつの松ありてあるいは雷にうたれしや三角標にまがへりと大上段に真鍮の棒をかざしてさまよへりごみのごとくにあきつとぶ高圧線のま下にて秋をさびしき白服の酒くせあしき土木技手いましも汽車を避け了へてこなたへ来るといまははた急ぎガラスを入りにけり
宮沢賢治 駅長 青空文庫
」 押入の掃除をすませて、漸く中から出て来ると、前ゐた人が忘れて行つたらしい粗末な白木の小さな神棚(神道の)、それが茶の間の長押の上に三角の棚を打付けてその上に載せてあるのだが、それを下ろして呉れといふ。
中原中也 引越し 青空文庫
何しろ、もう三十余年前にただ一度実見したきりなので記憶がはなはだたしかでないが、網を張った叉手の二等辺三角形の両辺の長さが少なくも九尺くらいあり、柄竿の長さもほぼそのくらいあるかと思われ、とにかくずいぶん大きなものであるので、それを自由に操作するには相当の腕力を要するものであったように思う。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
前面には阜のような山が二つ、小隆起をしている、赤沢岳頂上の三角点も、大空を指さしている、谷は次第に高くなる、高くなると共に蹙まって来て、雪の蜿ねり方も、波のように烈しいが、嘉門次の語るところに依ると、雪の下は大小の石塊ばかりで、雪解けがしたら、却って歩きづらくて堪まらないということだ。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
向って蝙蝠岳の残雪が、銀光りに輝いて、その傍に三角測量標が、空を突いて立っている、間の岳(赤石山脈)は森に隠れて見えない、冷い風が、暗い穴からでも来るように、ひいやりと吹く、鳥はひんから、ひんからと、朗らかに囀ずる、登るに随って、蝙蝠岳はほぼ正西に、間の岳は北西に、いずれも残雪白く、光輝を帯ぶ。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
石・苔・偃松(白河内岳に登る記) 野営を撤して、濡れそうなものは油紙で包み、岩伝いに北を向いて、大籠山と後で名をつけた一峰に達した、三等三角測量標が立っている、霧が吹雨を浴びせかけて、顔向けも出来なかったが、白峰山脈で、初めての三角標に触れたのだから、ちょっと去りにくい気がした。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
羚羊・長之助草(北岳の絶巓に登る記) それから尾根伝いに、間の岳の絶頂まで這い上り、三等三角測量標の下に立った、北西に駒ヶ岳(甲斐)の白い頭が、眼前の鋭い三稜形をしている北岳に、挟みつけられて見える、霧が来て散った。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
大雪田の石の峰を超えて、三角点の下に来た、木曾山脈を西に控えて、その間の高原を、天竜川が白く流れ、仙丈岳は渓谷を隔てて、その頂上の、噴火口と擬いそうな欠けたところが、大屋根の破風のように聳えて、霧を吐く窓になっている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは画用紙に大きな三角を描いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
信号機の赤い三角マークは、「一時停止」を意味する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
パイ生地を三角に折りたたんで、アップルパイを作った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash