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すり抜ける

すりぬける
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to slip through (a crowd)
文例 · 用例
見つけられまい、と背後をすり抜ける出合がしら、錠の浜というほど狭い砂浜、娘等四人が揃って立つでしゅから、ひょいと岨路へ飛ぼうとする処を、 ――まて、まて、まて―― と娘の声でしゅ。
泉鏡花 貝の穴に河童の居る事 青空文庫
子供の頭には乗っかる、突き飛ばす、赤銅色の漁師の腕はすり抜ける、嚊衆の洗濯物はばたつかす。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
そうっと、そうっと、いいか、すり抜けるんだ。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
』 この男の様子がずいぶん前のめりなので女中も怖くなり、すり抜けるようにいつも食事を渡す手はずの厩舎の窓のところへ駆けていった。
SILVER BLAZE シルヴァブレイズ 青空文庫
身を翻して奴の頤の下をすり抜ける瞬間に、余つ程頬げたのあたりへ素早い平手打でも喰はせてやりたかつたが、奴の口のまはりには涎の泡がべとべとしてゐるので薄汚くて手も出せなかつたのだ。
牧野信一 剥製 青空文庫
私は少しは気が軽くなって、其の前をすり抜けるように通り過ぎて、駅に出ました。
海野十三 三角形の恐怖 青空文庫
紅の海髪の房するすると指を滑りぬ春の夜の月 すこし霞んだ春の夜の月の昇つてくるのを見るとあのぬらぬらする紅い海髪の房がするすると指の間をすり抜ける感触だ。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
自分が自分よりすり抜けること、自分が自分より隔てられていること、それが生ける時間であり、生ける空間であって、見ゆる時空はその固き影であり、射影にしかすぎない。
中井正一 絵画の不安 青空文庫
作例 · 標準
駅の混雑を縫うようにして、彼は人混みを器用にすり抜けていった。
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改札口の警備員の目をすり抜けて、不審者が構内に侵入したようだ。
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相手チームのディフェンスをすり抜けて、見事なシュートを決めた。
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2
標準
to get around
作例 · 標準
法の網をすり抜けるような不当な取引が、水面下で行われていた。
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彼は厳しい追及を巧みにすり抜けて、最後まで核心を語らなかった。
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厳しい検閲をすり抜けて、そのニュースはSNSを通じて瞬く間に拡散した。
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