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出鼻

でばな異読 ではな
名詞
1
標準
projecting part (of a headland, etc.)
文例 · 用例
おふみが、T「あたしのいい人、今現れてもう消えちゃったわ」 と言って、T「仏さまもまんざら嘘はつかないものね」 太郎左衛門一寸出鼻をくじかれた態。
山中貞雄 右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法 青空文庫
中にも権次は岩の出鼻に縋りつつ、谷に向って大きな声で叫んだ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
勝浦、法木の島船、小船、浦の真船の出鼻を見れば、姐も妹も皆乗り出して、艪をおし押し、にまきの先に、おせなおせなとさぶかぜ通れば、凪もいし、かつまを通れば、せじた宵烏賊、せがらし宵烏賊、ながせながさき流れて通れば、風は南風で、下り帆が早い、おしゃく沖から錨を下ろす。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
「いま直ぐ言うても、カフェは晩にならんと店をあけへんぜ」 編輯長に言われて、豹一はまるで出鼻をくじかれた想いで、周章てて、「はあ、そんなら晩に……」と、言った。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
出立早々病氣に罹つた事が、いかにも出鼻を挫かれた氣持で、折角企てた永旅もまたイヤになつて東京へ引返して來、當時月島の端に長屋住居をしてゐた佐藤緑葉君の家に身を寄せた。
貧乏首尾無し 樹木とその葉 青空文庫
岡の出鼻から突然船が現れた。
長塚節 隣室の客 青空文庫
白く煙つた碧い海原には、もはや春霞がたつて、観音崎の出鼻から現れたアメリカ航路の船が、その乗員たちも一勢に空の戦ひを見あげてゐるだらう、とおもはれるやうに鈍い船あしに見えた。
牧野信一 岬の春霞 青空文庫
その猛烈な力を感じてか、断崕の出鼻に降り積もって、徐々に斜面をすべり下って来ていた積雪が、地面との縁から離れて、すさまじい地響きとともに、何百丈の高さから一気になだれ落ちる。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
作例 · 標準
岬の出鼻に立つと、海原が一望できた。
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その岩は、海岸線の出鼻のように突き出ている。
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漁師たちは、出鼻の向こうに漁場があると教えてくれた。
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2
標準
moment of departure
作例 · 標準
旅行の出鼻に、忘れ物に気づいて慌てて引き返した。
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彼女はいつも、出鼻にトラブルに見舞われることが多い。
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出発の出鼻に、大きな荷物が届いて困った。
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3
標準
outset
作例 · 標準
プロジェクトの出鼻でつまずいてしまい、先行きが不安だ。
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会議の出鼻に、重要な発表があった。
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その事業は出鼻から順調で、大きな期待が寄せられた。
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