廃疾
はいしつ
名詞名詞-の形容詞
標準
disablement
文例 · 用例
その名はいうまでもなく、鵯島には、兼常龍陽博士が私費を投じた、天女園癩療養所があるので、橋を渡る人達といえば、悉くが憂愁に鎖された、廃疾者かその家族に限られていたからであった。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
いったいどういう人だろうか、不具廃疾者だろうか、余りに純粋無垢なのだろうか、などと、吉岡はいつしか彼女のことを思い耽るようになった。
— 豊島与志雄 『一つの愛情』 青空文庫
光明皇后に、薬湯施行に絡んで、廃疾人として現れた仏身を洗うた説話の伝っているのも、中臣女としての宮廷神女から、宮廷の伝承を排して、后位に備るにさえ到った史実の背景を物語るのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
光明皇后に、薬湯施行に絡んで、廃疾人として現れた仏身を洗うた説話の伝つてゐるのも、中臣女としての宮廷神女から、宮廷の伝承を排して、后位に備るにさへ到つた史実の背景を物語るのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
この『虚無の味わい』という詩が、その頃ボードレールが母への手紙の中で訴えているような脳の廃疾への恐怖と実際どこまで関連があるかは知らない。
— ――一つの反措定として―― 『チェーホフ序説』 青空文庫
その箱の上には、あるいは貧民のためと書し、あるいは廃疾病人のために、あるいは寺院建築費・内陳修繕費・旧債支弁のため、神前供養のため等と書し、寺あれば必ず銭箱あり、銭箱あれば必ず寺かと人をして怪ましむるほどなり。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
そのうち、廃疾、不具の者最も多し。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
――それでも近代の社会では、芸術はそれらの不具廃疾者なしには済ませられなかった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
不慮の事故により重度の廃疾を負った彼は、絶望を乗り越えてパラスポーツの世界で活躍し始めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
戦地から戻った若者の中には、廃疾の身となってしまい、社会復帰に苦しむ者も多かった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
廃疾となった家族を介護するため、彼女は仕事を辞めて実家に戻る決意をした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview