快答
かいとう
名詞
標準
文例 · 用例
大臣は帝國憲法第五十五條に依り責任を以て大臣らしき御快答あらんことを望むのである。
— 田中正造 『公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書』 青空文庫
ご当人はマルファ様を通して、わたしどもと近づきになりたいというのが初めで、わたしたちもちゃんと恥ずかしくないだけの招待をして、コーヒーなど振舞いましたところ、翌日さっそく手紙をよこして、ごく鄭重なことば使いで結婚の申し込みを述べ、なるべく快答をほしいと申し越されたのです。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
「じゃ出て下さるんですね」「まだ思案最中なんですよ」と久野は快答を与えるのが惜しいような心持で言いながら、首を俛れてみた。
— 久米正雄 『競漕』 青空文庫