臨画
りんが
名詞
標準
文例 · 用例
ただ不思議に思われるのは、今でもあの単に道徳上の功利的価値だけを目標とした歴史画や、最もバナールな〔banal 陳腐な〕題材を最もバナールな技巧で表現したというだけの無遠慮に大きな田園風俗画などや、一昔前の臨画帖から取り出したような水彩画などが保存されている事である。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
その頃田舎では石版刷の油画は珍しかったので、西洋画と云えば学校の臨画帖より外には見たことのない眼に始めてこの油画を見た時の愉快な感じは忘られぬ。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
僕は日本画の方で臨画ばかりやらされていた。
— 高村光太郎 『美術学校時代』 青空文庫