ことよろ
ことよろ異読 コトヨロ
名詞
標準
Happy New Year
文例 · 用例
此處へ筒袖の片手ゆつたりと懷に、左手に山牛蒡を提げて、頬被したる六十ばかりの親仁、ぶらりと來懸るに路を問ふことよろしくあり。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
「あなた、見ることよろしくない。
— 岡本綺堂 『雪女』 青空文庫
――と、下手より以前の老人と青年出で来たり、いつの間にか花が散ってしまったのに少しく驚くことよろしく、その代りに混雑しないで好いなどの台詞あり、二人はぶらぶらと上手へゆきかかる――。
— 広重と河獺 『半七捕物帳』 青空文庫
留守宅のことよろしく頼む。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
見よや女子の勢力、と言はぬばかりの春秋知らぬ五丁町の賑ひに、美登利の眼に女郎といふもの、さのみ賤しき勤めとも思はねば、姉の全盛を父母への孝養と羨ましく、お職を通す姉が身の憂いのつらひの數も知らねば、廓のことよろづ面白く聞きなさるゝ年はやうやう數への十四、習は性を移す世に、是の末如何の運命に到るべき。
— 高山樗牛 『一葉女史の「たけくらべ」を讀みて』 青空文庫
国男の体のことよろしくお礼を云ってくれとのことです。
— 一九三六年(昭和十一年) 『獄中への手紙』 青空文庫
先ず数人の仕出しが出て、「黄金仮面」の噂を精々物凄く話し合うことよろしくあって、彼等が引込むと、この芝居の副主人公とも云うべき、非常な臆病者が登場し、暫く独白をやっている所へ、うしろの木立を分けて、ヌッと黄金仮面が現れる。
— 江戸川乱歩 『黄金仮面』 青空文庫
夜の部、満々員、片岡千恵蔵来訪、又々相当なるさわぎ、芝居、千秋楽気分にてふざけることよろしく、大詰の幕下りるやシャン/\としめて、おめでたう。
— 昭和十一年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
作例 · 標準
年賀状には、「ことよろ」とだけ書かれたシンプルなメッセージが添えられていた。
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若者の間で「ことよろ」は、気軽に新年の挨拶を交わす言葉として定着している。
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友人とのLINEで、「ことよろ!今年もよろしくね」と送った。
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