水盆
すいぼん
名詞
標準
文例 · 用例
前面|忽ち見る海水盆の如く大島初島皆手の届くばかりに近く朝霧の晴間より一握りほどの小岩さえありありと見られにけり。
— 正岡子規 『旅の旅の旅』 青空文庫
あなたの御事情がわかればその方もきっとよろこんでまたおかえりなさいますよ」「――覆水盆にかえらず、です」 経済的な瀧子の条件に山口が目をつけている。
— 宮本百合子 『鏡の中の月』 青空文庫
曰く、覆水盆にかえらず、ということだ。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫
ただ今、覆水盆にかえらず、を会得するに至って、三方損の考えが生きたものになりましたね。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫
三方損の三人目とか、覆水盆にかえらずとか、近代イソップ物語の原理についてウンチクをかたむけたいところがあるですが、今日は急ぎますから、失礼します。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫
)水盆に載せて花を咲かせているものがあるが、これは人工で球根を割き、多数の花茎を出させたものだ。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
でも覆水盆に返らず。
— HARD PRESSED 『本命馬』 青空文庫
覆水盆ニ返ラズ、というものである。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫