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霊供

れいとも
名詞
1
標準
文例 · 用例
兵馬は、これを取り上げると、もう一つ、それと上になり下になって漂うていたもう一つの同形のものを取り上げて読むと、「淡雪信女亡霊供養」と、同じ手筆で、同じ筆格に認められてある。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
私は昨年岩手県へ参りまして、盛岡市の郊外の史蹟を視察いたしましたが、道の辻や、寺の門前などに、「餓死供養塔」だの、あるいは「餓死亡霊供養塔」などという石碑が、はなはだ多いのに驚かされました。
喜田貞吉 融和問題に関する歴史的考察 青空文庫
また棺を出すには必ず家の戸尻より出し、棺の後に霊供持とて握り飯を持ち行く者と、水持とて水を持ち行く者あり、共に身近き婦人の役なり。
中山太郎 本朝変態葬礼史 青空文庫
和國小姓氣質卷五、庄野佐左衞門、父の看病に歸省の間だに、親交有る少年吉崎鹿之助憂死したるを知ず、父の葬り終て、忙ぎ還り鹿之助を訪しに、「手づから拵へ膳すゆれば、精進飯の水臭く、半ば殘してさし措き」宅へ歸り、明朝鹿之助の死を聞知り、其室を檢するに、佛前の靈供の飯半ば食ひさし有しと出たり。
南方熊楠 鹽に關する迷信 青空文庫