物の数
もののかず
表現名詞
標準
something worth mentioning
文例 · 用例
この間の晩、床に這入ってから、試みに宅の敷地内にある、花の咲く植物の数を数えてみた。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
しかし自然科学界の化け物の数には限りがなくおのおのの化け物の面相にも際限がない。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
現在、蔵元屋に入り込みおる野西とか言う侍でも、黒田五十五万石を物の数とも思わぬ海千山千の隠密育ちに違いない。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
この詩人の身うちには年わかき血|温かく環りて、冬の夜寒も物の数ならず、何事も楽しくかつ悲しく、悲しくかつ楽し、自ら詩作り、自ら歌い、自ら泣きて楽しめり。
— 国木田独歩 『星』 青空文庫
毎日の新聞広告だけから推算しても一年間に現われる書物の数は数千あるいは万をもって数えるであろう。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
私自身などは物の数にも足らない。
— 有島武郎 『宣言一つ』 青空文庫
」 三「はい、あの軒ごと、家ごと、向三軒両隣と申しました工合に、玉転し、射的だの、あなた、賭的がござりまして、山のように積んだ景物の数ほど、灯が沢山|点きまして、いつも花盛りのような、賑な処でござります。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
」三「はい、あの軒ごと、家ごと、向三軒両隣と申しました工合に、玉転し、射的だの、あなた、賭的がござりまして、山のように積んだ景物の数ほど、灯が沢山|点きまして、いつも花盛りのような、賑な処でござります。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
作例 · 標準
あの人の言うことなんて、物の数ではない。
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いくらお金があっても、健康でなければ物の数には入らない。
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彼は若くして成功したが、それを物の数として自慢することはなかった。
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