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絵描

え描
名詞
1
標準
文例 · 用例
昔の絵描きは自然や人間の天然の姿を洞察することにおいて常人の水準以上に卓越することを理想としていたらしく見える。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
「むすこは巴里の花形画家で、おやじゃ野原のへぼ絵描き……」 こんな鼻唄をうたいながら、お父様はこの頃、何を思ったかおまえの美術学校時代の壊れた絵の具箱を肩に担いでときどき晴れた野原へ写生に出かける。
岡本かの子 巴里のむす子へ 青空文庫
「むすこは巴里の花形画家で、おやじや野原のへぼ絵描き……」 こんな鼻唄をうたいながら、お父様はこの頃、何を思ったかおまえの美術学校時代の壊れた絵の具箱を肩に担いでときどき晴れた野原へ写生に出かける。
岡本かの子 巴里のむす子へ 青空文庫
サルトルは絵描きが裸体のデッサンからはいって行くことによって、人間を描くことを研究するように、裸かの肉体をモラルやヒューマニズムや観念のヴェールを着せずに、描いたのだ。
織田作之助 可能性の文学 青空文庫
似顔絵描き、粘土彫刻屋は今夜はどうしているだろうか。
織田作之助 雪の夜 青空文庫
這入るなり彼は『お前は好い絵描だねえ。
村山槐多 殺人行者 青空文庫
人格の乏しい絵だといって、何も泥棒が絵描になっているというような訳ではない。
夏目漱石 模倣と独立 青空文庫
解るかね、ズボロ、どんな、どんな絵描きだつて、俺が今、肌を、チチアンの描いた肌より美しい肌を描くために、使つて見ようと思つて、マチヱールに到達した者は一人もないんだ――』 と、いつてゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫