お腹の子
おなかのこ
表現
標準
child one is expecting
文例 · 用例
お腹の子供のこともあることやし、金のなくならぬうちに早よ地道な商売をしようと照枝は言い、坂田は伏し拝んだ。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
照枝は東京の子供たちの歯切れの良い言葉がいかにも利溌な子供らしく聴えて以来、お腹の子供はぜひ東京育ちにするのだと夢をえがき、銭勘定も目立ってけちくさくなった。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
わたしも文太郎さんなら固い人じゃけに、一緒になってもええと思うけれど、お腹の子があってはどうにもならぬ故、どうか一ツ御祈祷をして下さらんかという是非ない頼みじゃ。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
だから、芳子はわざとヒロポンにかこつけて、アンプルを割るという芝居までして、銀ちゃんのふところへ転がり込んで来たのだが、しかし、一つにはお腹の子供のこともあった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
そのお腹の子のことがあるから、きらわれても、とにかくもう一度銀ちゃんに会わねばならない。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
どこの馬の骨か分らんようなでん公の種を宿して、認知もしてもらえんで、子供に肩身の狭い想いをさせるより、表具屋の息子が一寸間アが抜けてるのを倖い、しつこく持ちかけて逐電し、表具屋の子やと否応はいわせず、晴れて夫婦になれば、お腹の子もなんぼう幸せや分らへん。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
どこの馬の骨か分らんようなでん公の種を宿して、認知もしてもらえんで、子供に肩身の狭い想いをさせるより、表具屋の息子が一寸間ァが抜けてるのを倖い、しつこくもちかけて逐電し、表具屋の子やと否応はいわせず、晴れて夫婦になれば、お腹の子もなんぼう倖せや分らへん。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
「先生、お腹の子は無事でしょうか。
— 小酒井不木 『印象』 青空文庫
作例 · 標準
お腹の子供のこともあることやし、金のなくならぬうちに早よ地道な商売をしようと照枝は言い、坂田は伏し拝んだ。