五右衛門風呂
ごえもんぶろ
名詞
標準
bath heated directly from beneath, with a floating wooden lid on which the bather sits causing it to sink
文例 · 用例
風呂といつても、田舎の風呂は、五右衛門風呂といふ、ひとりしかはいれない桶のやうな風呂である。
— 新美南吉 『耳』 青空文庫
宵に入った五右衛門風呂には新しい湯が沸いていた。
— 田中貢太郎 『立山の亡者宿』 青空文庫
お種はその果樹園の中を通って往き、裏の馬小屋と雪隠の境にたてた五右衛門風呂の口で、前に来ている三人ばかりの人の順じゅんに入るのを待っていた。
— 田中貢太郎 『蟹の怪』 青空文庫
風呂は五右衛門風呂であつた。
— 田山花袋 『耶馬渓の一夜』 青空文庫
近来、私は郊外に住んでいるために、風呂は家の五右衛門風呂をたてている。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
あなたのところのは五右衛門風呂で、何でも焚けるから便利ではありますが、燃料不足の折柄、ふだんは銭湯に行き、事ある毎に自宅のを沸かさせる、そこが面白いですね。
— 豊島与志雄 『未亡人』 青空文庫
じめじめした板の間に着物をぬいで、木の引き戸をあけると、一坪ほどの、土の黒く固まった土間に、田舎びた五右衛門風呂がすえてあった。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
五右衛門風呂だつた。
— 久保田万太郎 『にはかへんろ記』 青空文庫
作例 · 標準
田舎の祖父母の家には、まだ五右衛門風呂が残っている。
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五右衛門風呂の温かさは、格別だ。
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薪で沸かす五右衛門風呂は、準備に手間がかかる。
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