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目開き

めびらき
名詞
1
標準
文例 · 用例
絵本ども病める枕を囲むとも母を見ぬ日は寂しからまし 人形は目開きてあれど病める子はたゆげに眠る白き病室仄かにも煙我より昇るとて君もの云ひに来給ひしかな 恋を卒業した作者が今度は心を溌まして、恋の明るい一面を美しく歌はうと試みたのが「火の鳥」以後の作者の態度である。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
春雨の格子戸に渋蛇の目開きかける様子といい、長火鉢の向うに長煙管取り上げる手付きといい、物思う夕まぐれ襟に埋める頤といい、さては唯風に吹かれる鬢の毛の一筋、そら解けの帯の端にさえ、いうばかりなき風情が生ずる。
永井荷風 妾宅 青空文庫
盲人ならぬ目開きがかえって目を開けずにうろうろうろついている。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫