小天狗
こてんぐ
名詞
標準
small tengu
文例 · 用例
小天狗め、」とさも悔しげに口の内に呟いて、洋杖をちょいとついて、小刻に二ツ三ツ地の上をつついたが、懶げに帽の前を俯向けて、射る日を遮り、淋しそうに、一人で歩き出した。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
かつて信仰は地上にあつたでうすはいすらええるの野にござつて惡しき大天狗小天狗を退治なされた。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
藩の武芸の師範をしている吉田次郎から三年間武芸を学んで、立派な腕を持っているところから、稲生の小天狗と云われていた。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
小天狗が、天守から見張りに来たな。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
その代り正体もなかなか見せませぬので、草になったり木になったり、土百姓に化けたり、旅僧の姿をしたりして、方々の小天狗共を凹ませては、大天狗道に入らせようと努力しております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
あまたの小天狗はそれがために出現したらしい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
いかに葉之助が小天狗でもこれには圧倒されざるを得ない。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
塚原卜伝と真庭念流の小天狗と木剣を交えた三夜沢の赤城神社を参拝してから、関東の大侠大前田英五郎の墓のある大胡町へ泊まった。
— 佐藤垢石 『酒渇記』 青空文庫
作例 · 標準
昔話に出てくる小天狗は、人間の子供にいたずらをするのが好きだそうだ。
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ある寺の伝説では、本堂の屋根裏に住む小天狗が、夜な夜な騒いでいたという。
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子供向けの絵本では、悪さをする小天狗が、やがて改心して良い子になる話が描かれていた。
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標準
promising young martial arts practitioner
作例 · 標準
彼はまだ若いのに、剣道でめきめきと実力をつけている、まさに小天狗だ。
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道場の師範は、「あの少年は将来有望な小天狗だ。大切に育てなさい」と言っていた。
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大会で優勝したばかりの彼を、地元では「将来の小天狗」と期待されている。
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