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穂波

ほなみ
名詞
1
標準
waving heads (of grain)
文例 · 用例
南は高い粟|畑、重く垂れ下がつた穂波がしみじみ、雉猫の尻尾を振る、無数に寂しく、熱く。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
┌風に見えてしきり羽ばたく稲穂雀遠き穂づらに散りまぎれつつ   (新作)(26)┤   └ちりぢりに雀まぎるる垂穂波風は入日の田に吹きかはる      (新作) 小笠原の正覚坊の歌十四首などは殆ど棄てて了つた。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
海の方からして、真黒な雲が出て来たと思うと、早手の風が吹起って、川浪も立てば、穂波も立ち、見る見る昼も夜の如く暗くなって、大夕立、大|雷鳴。
江見水蔭 悪因縁の怨 青空文庫
右往左往して揺れ暴れる稲の穂波
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
その他の土地の田畑には、稲田は広くつづいても中に種種雑多なものが眼についたが、穂波を揃えた稲ばかりというところはここだけだった。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
この平野の、羽前水沢駅という札の立った最初の寒駅に汽車が停車したとき、私は涙が流れんばかりに稲の穂波の美しさに感激して深呼吸をしたのを覚えている。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
しばらくは、後から稲の穂波がまだ囁きかけ追っかけて来るような余韻を吹かせてくる。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
そのとき、今まで、泉の上の小丘を蔽って静まっていた萱の穂波の一点が二つに割れてざわめいた。
横光利一 日輪 青空文庫
作例 · 標準
風が吹くと、黄金色の稲穂波が一面に広がった。
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夏の終わりに、田んぼには美しい穂波が見られる。
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夕焼けに染まる穂波の景色は、故郷を思い出させる。
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