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名詞
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標準
文例 · 用例
満洲朝滅亡後北京の舞台を去って帰朝し、近年浅間の山荘に雌伏して静かに形勢を観望しているが、川島の名は粛親王の姻親として復辟派の日本人の巨頭としてを負うの虎の如くに今でも恐れられておる。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
川島は満洲朝の滅亡と共に雄図|蹉※し、近くは直隷軍の惨敗の結果が宣統帝の尊号|褫奪宮城明渡しとなって、時事日に非なりの感に堪えないで腕を扼しているだろうが、依然信州の山河に盤踞してを負うの虎の如くに恐れられておる。
内田魯庵 二葉亭追録 青空文庫
秋山要介は杉浪之助を連れて、秩父郡小川村の外れに、あたかもを負う虎の如くに蟠居し、四方の剣客に畏敬されている、甲源一刀流の宗家|逸見多四郎義利の、道場構えの広大な屋敷へ、威儀を作って訪れた。
国枝史郎 剣侠 青空文庫
唐の玄宗が楊貴妃と遊宴した場所で、白樂天の「長恨歌」や鄭の「津陽門詩」に詠まれて、忘れ難い史蹟である。
桑原隲蔵 大師の入唐 青空文庫
この觀測につきては夙に西人が種々の科學的研究あり、又近く橋本〔増吉〕文學士の研究もあれど、卑見を以てするに、夷、暘谷は東方日出の個所を指し、南交は南方、昧谷は西方日沒の處、朔方は北方を意味し、何れもある格段なる地理的地點を指したるものなりとは認むる能はざる也。
特に堯舜禹に就いて 『尚書』の高等批評 青空文庫
勤王とか、佐幕とかいう名目だけでは片づけられない、米沢というだけに、北方にを負うて信長を畏怖させていた上杉謙信の血が、多少ともこの男の脈管に流れているのではないか、とさえ思わせられる。
勿来の巻 大菩薩峠 青空文庫
かの露国のごときはポーランドを滅ぼし、駸々乎として西南に向かって長蛇の急坂を下るがごとく運動したるにかかわらず、今はゲルマン帝国がその進路を遮り、あたかも猛虎のを負うがごときの形勢なるがゆえに、寸進尺退一歩も動くことあたわず。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
ゆえにあるいは長蛇の急坂を下るがごとく進撃することあるも、あるいは猛虎のを負うがごとく退守することあるも、勢いその頼みとすべきはただ自家領内の一天地にあり。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫