慓
慓
名詞
標準
文例 · 用例
」「此奴あ、面白い……」 と、Yは慓輕に膝を乘り出しました。
— 南部修太郎 『S中尉の話』 青空文庫
その上、選抜した慓悍な黒潮騎士の精鋭|等に、長槍をもって四辺を払わせて通るのです。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
武村兵曹は相變らず淡白で、慓輕で、其他三十|有餘名の水兵等も一同元氣よく、大なる希望の日を待望みつゝ、勤勉に働いて居る。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』と獨言つ、此男例もながら慓輕な事よ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
慓輕なる武村兵曹は大口開いてカラ/\と笑ひ『ヤイ、ヤイ、畜類、其樣に吾等の肉が美味相に見えるのか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
」と見る/\内に長蛇の船列は横形の列に變じて、七|隻の海賊船の甲板には月光に反射して、劍戟の晃くさへ見ゆ、本艦の士官水兵は一時に憤激の眉を揚げた、中にも年少士官等は早や軍刀の※を握り詰めて、艦長の號令を待つ、舷門の邊、砲門の邊、慓悍無双の水兵等は腕を摩つて居る。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
電光艇の觀外塔には、櫻木海軍大佐、武村兵曹、日出雄少年、他三十|餘名の慓悍無双なる水兵あり。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
)むっとしたような慓悍な三十台の男の声がした。
— 宮沢賢治 『泉ある家』 青空文庫