博物誌
はくぶつし
名詞
標準
natural history
文例 · 用例
――あんまり長すぎる」 というルナアルの「博物誌」の中の言葉を想い出した。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
ボスエルの『ジョンソン伝』に、ジョンソンわれ能くデンマーク語でホレボウの『氷州博物誌』の一章を暗誦すと誇るので試せて見ると、「第五十二章蛇の事、全島に蛇なし」とあるばかりだそうな。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
テンネントの『錫蘭博物誌』にいわく、インド人はハヌマン猴が殺された処に住む人はやがて死ぬばかりか、その骨を埋めた地上に家建てても繁昌せぬと信じ、必ずまず術士を招き、きっとその骨が土中になきと占い定めた後家を立てる。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
「博物誌」を出版す。
— 岸田國士 『「葡萄畑の葡萄作り」後記』 青空文庫
そして、最後に、著者の死後、全集刊行に当つて、ベルヌアアル書店が、一九〇九年版にない二項目を加へ、全体の項目を七十四に減じて新編「博物誌」を作り上げた。
— 岸田國士 『「博物誌」の序に代へて』 青空文庫
若しさういふことが許されるならば、ルナアルの「博物誌」は、いくらでも項目を追加変更することができるであらう。
— 岸田國士 『「博物誌」の序に代へて』 青空文庫
なほ、嘗て私が訳した同じ著者の「葡萄畑の葡萄作り」の一部に、この「博物誌」のなかの数項目が既に加へられてゐることを附け加へておく。
— 岸田國士 『「博物誌」の序に代へて』 青空文庫
その後、「博物誌」から若干の項目を撰んで「新青年」に発表したことがあるが、それが新潮社の「世界文学全集」中に「博物誌抄」として収録された。
— 岸田國士 『「博物誌」の序に代へて』 青空文庫
作例 · 標準
古代ローマのプリニウスが記した『博物誌』は有名だ。
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この博物誌には、絶滅した生物の詳しい記録が残されている。
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彼は幼い頃から博物誌を読み耽り、自然への知識を深めた。
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ウィキペディア
『博物誌』 は、古代ローマの大プリニウスが著した書。全37巻。地理学、天文学、動植物や鉱物などあらゆる知識に関して記述している。数多くの先行書を参照しており、必ずしも本人が見聞、検証した事柄だけではない。怪獣、巨人、狼人間などの非科学的な内容も多く含まれ、学問的な体系を完全に成しているわけではない。
出典: 博物誌 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0