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帰り掛ける

かえりかける
動詞
1
標準
文例 · 用例
すると生憎運動に出られたというので、仕方がなしに門を出ようとすると、入れ違いに門を入ろうとして帰り掛ける私を見て、垣に寄添って躊躇している着流しの二人連れがあった。
内田魯庵 鴎外博士の追憶 青空文庫
医者が帰り掛けるので、女は門口まで送って行って、「どうでございましょう」と問うた。
シュニッツレル Arthur Schnitzler みれん 青空文庫
わたくしたちが帰りかけると、雛妓は店先の敷台まで女中に混って送って出て、そこで、朧夜になった月の夜影を踏んで遠ざかり行くわたくしたちの影に向って呼んだ。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
文吉が帰りかけると老人は利く方の手を挙げて人差指を振り、「ぶんち、向う新家へ行くか。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
僕が帰りかけると、井筒屋の表口に車が二台ついた。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
十一時ごろ、帰りかけると、二階のおり口で、僕を捉えて言った。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
御蔭様でと挨拶をして帰りかけると、老人はこんな妙な客は生れて始めてだとでも思ったものか、余を送り出して玄関に立ったまま、余が門を出て振り返るまで見送っていた。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
流行物というものは不思議ですよ」「まったく不思議だね」 話が済んで、惣八が帰りかけると、出合いがしらに十七八の小綺麗な女が帰って来た。
冬の金魚 半七捕物帳 青空文庫
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