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引き剥ぐ

ひきはぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞
1
標準
to tear off
文例 · 用例
そして、彼は秘かに喜平のその肉の仮面を肉づきのままに引き剥ぐべく、爪を研ぎ澄ましているのだった。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
最後に女は巧みに貼り付けてあった眉毛を引き剥ぐと、顔を上げて真白に化粧を凝らした少年の顔を百燭の光りに曝した。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
ただその上をありあわせの布切れで巻いているばかり、多くはすでに化膿して、こびりついた布を引き剥ぐと同時に腐敗臭のある膿がどろりと出る。
永井隆 長崎の鐘 青空文庫
……おい、目ッ吉、象の肩にかかっているあの段通を引ン捲って見ようじゃないか」「ええ、やって見ましょう」 段通に双手をかけて力任せに引き剥ぐと、ちょうど象の背中の稜からすこし下ったあたりに、ひとが一人はいるくらいの大きさに胡粉の色が変ったところがある。
山王祭の大象 平賀源内捕物帳 青空文庫
灯を貸せ」「此處にも一人居ますぜ」「そんな子供は放つて置け」 ガラツ八の差出す提灯に照して見ると、平次の膝に組敷かれたのは、藍微塵を狹く着て、罌粟玉絞りの手拭に顏を包んだイナセな兄イ、引き剥ぐやうにそれをとると、高い鼻、切の長い眼、淺黒い顏、何となく凄味にさへ見える好い男です。
人肌地藏 錢形平次捕物控 青空文庫
灯を貸せ」「ここにも一人居ますぜ」「そんな子供は放っておけ」 ガラッ八の差出す提灯に照して見ると、平次の膝に組敷かれたのは、藍微塵を狭く着て、罌粟玉絞りの手拭に顔を包んだイナセな兄イ、引き剥ぐようにそれをとると、高い鼻、切れの長い眼、浅黒い顔、何となく凄味にさえ見える好い男です。
人肌地蔵 銭形平次捕物控 青空文庫
ヘーゲル自然哲学に於けるこの神秘的被覆を引き剥ぐためには、その概念からの出発を真正直に受け取ってはならない。
戸坂潤 現代哲学講話 青空文庫
ひきはぐうぐう寝てゐる、一匹はたいそう不機嫌で、丸くなつて網の中にうづくまつてゐる。
片山廣子 東北の家 青空文庫
作例 · 標準
彼は怒りに任せて、表紙を本から引き剥いだ
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古い壁紙を引き剥ぐ作業は、思った以上に大変だった。
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敵兵は捕虜の衣服を引き剥ぎ、武器がないか調べた。
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引き剥ぐ(ひきはぐ) — 幻辞.com