着類
きるい
名詞
標準
clothing
文例 · 用例
街路は冬のやうに白つちやけて、昔ながらの大道店が、ガマの油や、オツトセイや、古着類や、縞蛇や、得體のわからぬ壞れた金物類などを賣つてる。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
「さあ、下着類を皆、脱いでここへ出して下さい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
代りの下着類はいつさいその押入の中にはひつてゐますから。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
下着類も案外汚れたのを平気で着て、これはもともとの気性だったが、なにか坂田は安心し、且つにわかに松本に対する嫉妬も感じた。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
東の対へ夜着類を取りにやって寝た。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
二条の院では夏の夜着類も作って須磨へ送ることにした。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
家財も着類もみな賣り盡して、殘つてゐるものは親子二人のからだばかりだ。
— 岡本綺堂 『俳諧師』 青空文庫
さつきも云ふ通り、あしかけ五年の浪々に、わづかばかりの貯へは勿論、家財も着類もみんな賣り盡して、導引揉療治にまで身を落したが、それでも世渡りは出來ないで、先月から三度の飯も滿足に食つたことがない。
— 岡本綺堂 『俳諧師』 青空文庫