俗界
ぞっかい
名詞
標準
secular life
文例 · 用例
彼は冥想を愛して、俗界の感覺的生活を賤しむ如き、超俗的高邁の氣風を持つてる人物である。
— 萩原朔太郎 『非論理的性格の悲哀』 青空文庫
僧都だの僧正だのというのは、俗界から教界を整理する便宜上から出来たもので、本来から云えば、名誉でもなく、有るべき筈もないものだが、寂照が僧都にされたことは、赤染集に見えている。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
勿論俗界の仕事師ではなかったから、大した事跡は遺さなかった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
何となれば、聖浄にして犯すべからざる文学の威厳は、「事業」といふ俗界の「神」に近づけられたるを以て損ずべければなり、八百万づの神々の中に、事業といふ神の位地は甚だ高からず。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
余は文学といふ女神は、寧ろ老嬢として終るも、俗界の神なる「事業」に嫁することを否むべしと言ひたり。
— 北村透谷 『賤事業弁』 青空文庫
之を以て見ても、文学を論ずるに事業を標率とするの非なるは解かるべきに、余が「事業といへる俗界の神」と言ひたる言葉の意味は、星氏を呼びて「眇々たる一代言」と言ひたる記者こそ、能く御存知なるべけれ。
— 北村透谷 『賤事業弁』 青空文庫
嗚呼不幸なるは女性かな、厭世詩家の前に優美高妙を代表すると同時に、醜穢なる俗界の通弁となりて其嘲罵する所となり、其冷遇する所となり、終生涙を飲んで、寝ねての夢、覚めての夢に、郎を思ひ郎を恨んで、遂に其愁殺するところとなるぞうたてけれ、うたてけれ。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
むかし文覚と称する一傲客、しばしが程この俗界を騒がせたり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
作例 · 標準
俗界の喧騒を離れ、寺で静かに瞑想する日々を送っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「俗界の誘惑に負けず、修行に励むつもりです」と彼は決意を新たにした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼女は、物質主義的な俗界の価値観に疑問を感じていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite