鷹場
たかば
名詞
標準
文例 · 用例
それらの害を払うためと、もう一つには御鷹場あらしを防ぐために、幕府の命令によって鷲撃ちが行なわれることになっていた。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
将軍家の例として、毎年の冬から春にかけて鷹狩が催されるのであるが、その鷹場付近に大鷲が徘徊して、種々の野鳥をつかみ去られては、折角の鷹狩の獲物を失うばかりか、無事の野鳥も四方へ逃げ散るおそれがあるので、前以ってかれらを捕獲し、あるいは駆逐するのである。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
この時代のことであるから鷲撃ちの目的は前者よりもむしろ後者にあって、御鷹場あらしを防ぐということが第一義であったかも知れない。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
仍て愚生達も少年時代迄は、此地津輕公の、現に公園と成居る鷹場園の壕や、市内革秀寺池の蓮花の開くを見、且つ聞きに、早朝夜も碌に明ぬ内から出掛て往た者で、目下はどうかよく知ませぬが、愚生の幼時迄は、其を視聽する人達で、濠も池も一抔だつた事は、絶對間違ひのない事實で有ました。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
二村、天山は良い鷹場じゃ。
— 夢野久作 『名君忠之』 青空文庫