食鑑
しょっかん
名詞
標準
文例 · 用例
松茸、初茸、木茸、岩茸、占地いろ/\、千本占地、小倉占地、一本占地、榎茸、針茸、舞茸、毒ありとても紅茸は紅に、黄茸は黄に、白に紫に、坊主茸、饅頭茸、烏茸、鳶茸、灰茸など、本草にも食鑑にも御免蒙りたる恐ろしき茸にも、一つ一つ名をつけて、籠に裝り、籠に狩る。
— 泉鏡花 『寸情風土記』 青空文庫
何と仰天だろうとあるを読んで、そんな事をもしや邦書に載せあるかと蚤取眼で数年捜すと、近頃やっと『古今要覧稿』五〇九に、『本朝食鑑』を引いて、この事を記しあるを発見した。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『食鑑』は予蔵本あれど、田辺にないから『要覧稿』に引いたまま写そう。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『食鑑』は元禄八年人見元徳撰す。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『食鑑』とアストレイを合せ攷うるに、その時渡ったはドー(今絶ゆ)の変種、グランツ・ゼブラという種と見える。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
かの「本朝食鑑」に、凡本邦屠牛馬犬豚者、俗称穢多・皮剥。
— 喜田貞吉 『エタに対する圧迫の沿革』 青空文庫
ことに「食鑑」の著者の自ら謂う如く、エタが獣皮から作った膠皮は少しも穢れとはせず、高貴の御方でもこれを以て製した墨を手にし給いて、厭い給わないのみならず、その墨汁を含ませた筆端は、しばしば筆執るものの唇に触れて汚穢の感じを起さないが如きは、不徹底極まると言わねばならぬ。
— 喜田貞吉 『エタに対する圧迫の沿革』 青空文庫
本朝食鑑には、その味|甘膩なりとあるが、期待したほどでもなかった。
— 佐藤垢石 『岡ふぐ談』 青空文庫