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惶々

惶々
名詞
1
標準
文例 · 用例
其と同時に、土方や職人や商人や百姓や工女や教師や吏員や學生や、または小ツぽけな生徒などが、何れも憔た姿、惶々とした樣子で、幻影のやうに霧の中をうごめいて行くのが眼に映る。
三島霜川 解剖室 青空文庫
かの狗子白毛にて黒斑、惶々乎とし屋壁に踞跼し、四肢を側立て、眼を我に挙げ、耳と尾とを動かして訴えてやまず。
有島武郎 星座 青空文庫
國民ノ大多數ハ生活ノ不安ニ襲ハレテ一ニ歐洲諸國破壞ノ跡ヲ學バントシ、政權軍權財權ヲ私セル者ハ只龍袖ニ陰レテ惶々其不義ヲ維持セントス。
北一輝 日本改造法案大綱 青空文庫
されど、嗚呼されど、予は硯に呵し紙に臨んで、猶惶々として自ら安からざるものあるを覚ゆ。
芥川龍之介 開化の殺人 青空文庫