痩せ男
やせおとこ
名詞
標準
skinny man
文例 · 用例
痩せ男や吝嗇漢の渾名に使われる。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
すると一番末席に、妙な痩せ男のゐるのが見えた。
— 芥川龍之介 『着物』 青空文庫
が、痩せ男は苦笑したぎり、やはり黙然と坐つてゐる。
— 芥川龍之介 『着物』 青空文庫
痩せ男は頭を掻きながら、匆々この座敷を退却した。
— 芥川龍之介 『着物』 青空文庫
痩せ男はこの着物の中に、傲慢不遜なあぐらを掻くと、恬然と煙草をふかし始めた。
— 芥川龍之介 『着物』 青空文庫
テーブルの死体を見てから、顔面血だらけの痩せ男を見上げた。
— THE ROMANCE OF THE SECRET SERVICE FUND 『諜報部秘話』 青空文庫
(その気になれば、ここで、この痩せ男を締め殺すくらい、わけはない。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
すでに先の徐寧は、ばッと、逃げかけた痩せ男の襟がみをつかんでいた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
街角の薄暗い街灯の下で新聞を売っている痩せ男は、いつも激しく咳き込んでいた。
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彼は典型的な痩せ男の体質で、毎日どんなに高カロリーな食事を摂っても肉がつかない。
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サイズの合わない黒いスーツを着た不気味な痩せ男が、駅の人混みの中に消えていった。
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標準
noh mask representing a male ghost
作例 · 標準
能楽師が「痩せ男」の面を静かに顔に当てると、舞台上には亡霊の悲哀が立ち込めた。
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博物館のガラスケース越しに、幽霊の役に使われる「痩せ男」の面をまじまじと観察した。
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「痩せ男」の面は、地獄に落ちた罪人のやつれた表情が実に繊細な彫りで表現されている。
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