鳴鳳
めいほう
名詞
標準
文例 · 用例
二 鳴鳳楼というのは、大川に臨んで建てられた高名の割烹店と云うよりは集会席で、長野の懇親会はいつも此家で開かれると極って居た。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
鳴鳳楼の門を出ると、幸い一人乗の車が居たので貞之進はこれへ乗ろうとする時、跡から同じく車で来て行過ぎたのは、正しく貰って帰る小歌だ。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
その内目はいよ/\さえて来て、ふと小歌の年齢に考え及ぼし、いつの間にか自分と夫婦になって、痴話もする苦説もする小鍋立もする合乗もする、恐い事恥しい事嬉しい事哀しい事面白い事|可笑い事、腹一杯遣って退けたと思うと元の鳴鳳楼の座敷へ環り、「あら儂のではお厭なの」、のお温習がまた始まる。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
それが鳴鳳楼の会の日から、数えればちょうど四日目であった。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫