阿濃
阿濃
名詞
標準
文例 · 用例
阿濃は、あのからだだから、朱雀門に待っていて、もらう事にしようよ。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
」「そう言えば、阿濃も、かれこれ臨月だったな。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
たれがまあ手をつけたんだか――もっとも、阿濃は次郎さんに、執心だったが、まさかあの人でもなかろうよ。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
家の中には、下衆女の阿濃のほかに、たれもいない。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
不意の救いに驚いたのであろう、阿濃はあわてて、一二|間這いのいたが、老人の後へ倒れたのを見ると、神仏をおがむように、太郎の前へ手を合わせて、震えながら頭を下げた。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
「おぬしは、なんで阿濃を、あのような目にあわせた。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
それを、あの阿濃の阿呆めが、どうしても飲みおらぬ。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
ははあ、さっき、わしが阿濃に薬をくれようとしたら、おぬしが腹を立てたのを見ると、あの阿呆をはらませたのも、おぬしらしいぞ。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫