何もない
なにもない異読 なんもない
表現形容詞
標準
there is nothing
文例 · 用例
それで、手紙が書きたくなるたびに、沢山書くことがあるやうな気持なのですが、さて書き出してみると、何もないのです。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
新聞紙も何もないので私は遂に諦めて蹲むだけに満足する。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
製作の経験も何もない野次馬たちが、どうもあの作家には飛躍が無い、十年一日の如しだね、なんて生意気な事を言っていますが、その十年一日が、どれだけの修業に依って持ち堪えられているものかまるでご存じがないのです。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
いつの間にか暗い何もない穴のような処へ来ている。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
それに較べて、この龍宮のお土産は、愛嬌も何もない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
宿屋とお土産を賣る店の外には實に何もない町である。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
この方法の種明しをすれば、高尚な学理も何もない。
— 寺田寅彦 『天然色写真新法』 青空文庫
誰かも云ったように、砂漠と苦海の外には何もない荒涼|落莫たるユダヤの地から必然的に一神教が生れた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
作例 · 標準
この辺りは、コンビニどころか自動販売機すら何もない。
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机の上には何もない。彼は本当に手ぶらで来たようだ。
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空っぽの財布を見て、何もない現状にため息が出た。
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