侍り
はべり異読 はんべり
動詞-り変動詞-自動詞
標準
to wait upon
文例 · 用例
すは津波こそ、はや逃げよ、と老若男女われさきにと逃迷ひしかど、しばしが間に打寄て、民屋田畑草木禽獣まで少しも残らず海底のみくづと成れば、生残る人民、海辺の村里には一人もなし、扨こそ初に神々の雲中を飛行し給ひけるは此大変ある事をしろしめして此地を逃去り給ひしなるべしといひ合て恐れ侍りぬと語りぬ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
境遇變轉して、南船北馬日も足らずといふやうな困難流離の生活をする者が、意氣銷沈するかと思へば、卻つて然も無くて、美妾左右に侍り、膳夫廚に候するといふやうな安逸の生活を續けるものが、勇往の氣永く存するかと思へば卻つて※弱で、やゝもすれば腸胃病乃至神經衰弱やなんぞに罹つてゐるものが多い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
斉衡三年三月八日の大和地方もひどかったと見えて、「方丈記」にも「むかし斉衡の比かとよ、大地震ふりて、東大寺の仏のみぐし落ちなどして、いみじきことども侍りけれ」と奈良の大仏の頭の落ちたことを記載してある。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
この鸚鵡のみは、いかにしてかあの姉君を憎めるがこぼれ幸にて、今も飼はれ侍り。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
この鸚鵡のみは、いかにしてかあの姉君を憎めるがこぼれ幸いにて、いまも飼われ侍り。
— 森鴎外 『文づかい』 青空文庫
ああ、何らの特操なき心ぞ、「承り侍り」と応えたるは。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
恐ろしかりし鬼三郎ぬしの御顔ばせ夜毎、日毎に頼もしく神々しく、面影に立ち優り侍り。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
去る程に此寺の住持なりし彼の和尚は、もと高野山より出でたる真言の祈祷師にて御朱印船に乗りて呂宋に渡り、彼地にて切支丹の秘法を学び、日本に帰りて此の廃寺を起し、自ら住持となりし万豪|阿闍梨と申す者に侍り。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
作例 · 標準
昔の武士は、主君に忠実に侍り、その身を守った。
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高貴な方々にお仕えするとは、誠に光栄に侍ります。
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源氏物語には、光源氏に仕える女房たちの侍る様子が描かれている。
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標準
to be
作例 · 標準
平安時代の貴族は、和歌や漢詩をたしなみ、優雅な生活に侍りました。
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かの地には、まだ手つかずの自然が豊かに侍るという。
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古都の片隅には、静かに時が侍るかのような古い家屋が残っている。
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標準
to humbly do ...
作例 · 標準
謹んで申し上げ侍ります、この度の件、何卒ご容赦ください。
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この書物、先人たちの知恵が詰まっており侍ります。
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かしこまり侍り、ただいま参上いたします。
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