黒縞
くろしま
名詞
標準
文例 · 用例
妻は思設けぬ面色の中に喜を漾へて、「まあ直道かい、好くお出だね」 片隅に外套を脱捨つれば、彼は黒綾のモオニングの新からぬに、濃納戸地に黒縞の穿袴の寛なるを着けて、清ならぬ護謨のカラ、カフ、鼠色の紋繻子の頸飾したり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
よごれくさった白黒縞ののれんの奥だ。
— 宮本百合子 『ロンドン一九二九年』 青空文庫
緑地に黒縞のある洋種の丸水瓜である。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
ウナギは異常に長く、黒縞と赤斑点の美しい銀魚は鮭のよう、別の奇怪な生き物は頭と口だけというありさま。
— The Island of Shadows 『幽霊島』 青空文庫