石落とし
いしおとし
名詞
標準
文例 · 用例
と人々が気がついたときは、左馬之介の身体は岩石落とし……削りとったような大断面を鞠のごとくに転下して、たちまち山狭の霧にのまれ去った。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
落とさばそこへ付け込んで、無念流での岩石落とし、肩をはねよう一刀にカッ!
— 国枝史郎 『二人町奴』 青空文庫
よろめく富、畳に刺さった斬先を立て直そうとする間一髪、物をも言わず齧りついた鉄火の勘次、游ぐ体を取って腰で撥ねるのは関口流の岩石落しだ。
— 槍祭夏の夜話 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
と、矢庭に、弁之助は棒をすてて喜兵衛に組み付き、巌石落しに大地に叩きつけた。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫