上右
うえみぎ
名詞
標準
upper right (corner)
文例 · 用例
謙恭温容の君子であったので、妻子家臣の悲嘆は殆ど言語に絶したもので、征矢野孫兵衛、村上右門、知遇を受けた此両人などは、当時の国禁を窃に破って追腹を切った程である。
— 国枝史郎 『稚子法師』 青空文庫
殿のお父上右近将監様は、御老中におわすこと三十八年、その間にご加増をお受け遊ばしたこと、わずか六千石でございました。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
「妹よ左から」「兄上右から!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
孝助は手に取上げて読み下すに、一|筆申入候過日御約束|致置候中川漁船|行の儀は来月四日と致度就ては釣道具|大半破損致し居候間夜分にても御閑の節|御入来之上右釣道具|御繕い直し被下候様奉願上候。
— 怪談牡丹灯籠 『怪談牡丹灯籠』 青空文庫
(同上右上中)形は大體前のものに似てゐるけれども、製法が細かくなり、だいぶ美しく出來てをります。
— 濱田青陵 『博物館』 青空文庫
しからばよしやサンジョの名が伝わっていなくても、職業上右の徒と同じ流れを汲むものの中にはかつてサンジョと呼ばれたものの他にも多かったことを想像してしかるべしであろうと思う。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
本来は築地辺一番便利と存じ最初より註文致置候処いまだに頃合の家見当り申さぬ由あまり長延候ては折角の興も覚めがちになる恐も有之候|間御意見拝聴の上右|浅草か赤坂かの中いづれにか取極めたき考へに御座候。
— 永井荷風 『雨瀟瀟』 青空文庫
その上右の頤の辺に、上手に痣が描いてある。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫