施薬
せやく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
(dispensation of) free medicine
文例 · 用例
憲法十七条を制定せられて、臣民に、政治、道徳の帰趨を知らしめられ、支那大陸文化の輸入を図って産業治生の途を講ぜられ、施薬、療病の諸院を興して貧民を救恤せらるる等、仏教の生活化、理想の現実化に向って力を尽されました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
城内には施薬院のやうなものを設けて、領内のあらゆる名医がそこに詰めあひ、いかなる身分の者でも勿論無料で診察して取らせる、投薬もして遣るといふのであるから、領内の者どもは皆その善政をよろこんで、名主や庄屋をたよつて遠方からその診察を願ひに出てくる者も多かつた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
これは政宗も万々合点していることだから、其年の暮には上方の富田左近|将監や施薬院玄以に書を与えて、何様なものだろうと探ると、案の定一白や玄以からは、会津の蘆名は予ねてより通聘して居るのに、貴下が勝手に之を逐い落して会津を取られたことは、殿下に於て甚しく機嫌を損じていらるるところだ、と云って遣した。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
ところへ潮加減を量って法印玄以、施薬院全宗、宮部善祥坊、福原直高、浅野長政諸人が関白の命を含んで糾問に遣って来た。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
――手をかえ、品をかえ、丹造が広告材料に使った各種の売名行為のなかで、これだけはいくらか世のためになったといえるのがあるとすれば、貧病者への無料施薬がそれであろう。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
施薬をうけるものは、区役所、町村役場、警察の証明書をもって出頭すべし、施薬と見舞金十円はそれぞれ区役所、町村役場、警察の手を通じて手交するという煩雑な手続きを必要とした魂胆に就いては、しばらくおくとしても、あの仰々しい施薬広告はいったいなんとしたことか。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
この稿を草する間にも、彼はいかがわしい施薬結果を、全国の新聞紙上に広告した。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
即ち、それによると、過去四ヵ月の間に七十名の貧病者に無料施薬をしたというのである。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
作例 · 標準
貧困層を支援する団体が、村の広場で子供たちに施薬活動を行っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
歴史を紐解くと、この寺院は古くから病に苦しむ人々への施薬の場として知られていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「今はお金がなくても大丈夫です。施薬としてお渡ししますから」と医師は言った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview